イスラムヘーレス、カリブのけだるく暑い昼。
2009 年 7 月 31 日 金曜日
イスラムヘーレスという島が、メキシコ・カンクン沖にある。
私がイスラムヘーレスを歩いたずっと後に、写真家の赤沼博志さんと旅談義をしていて、偶然、この島の名前が出た。
「イスラムヘーレスの、安宿のパティオには食堂にジュークボックスがあってさ、いつもボブマーレーがかかってたんだ。
ゲストルームの天井には、今にも飛び出しそうなファンがグヴォングヴォンと低くうなりながら回転してて。
初めて旅行して感じたアメリカへの憧れには存在しない、人間臭いそのファンの存在に、旅を強く実感したんだ」。
赤沼さんが、そんな話をしてくれた。
ホテルが並ぶ一大リゾート、カンクンのその先にある、けだるく暑いカリブの昼。
私もどういうわけか、イスラムヘーレスと聞いて思い出すのは、けだるい暑さと、頭上のグヴォングヴォンという音で、
それはビーチや海よりも、強烈に脳に刻まれている。

