マカオ・アジア旅行ライター 芹澤和美のオフィシャルウェブサイト
BLOG ノスタルジックマカオ
マカオ・アジア旅行ライター 芹澤和美のオフィシャルウェブサイト
マカオ・アジア旅行ライター 芹澤和美のオフィシャルウェブサイト
NEWS
line
ABOUT ME
line
MESSAGE
line
WORKS
line
ESSAY
line
EXPERIENCE
line
BLOG
line
LINKS
line
CONTACT

2009 年 4 月 のアーカイブ
ニュージーランドと屋久島。森を見守る神の木
2009 年 4 月 23 日 木曜日

初めて訪れる国や街に足を踏み入れて思うのは、私がその土地に対して、いかに型にはまったイメージしか持っていなかったかということだ。
異国には、外国人がその国に抱くイージーな印象を遥かに上回る、素晴らしい光景や文化がある。

そのひとつが、ニュージーランドだ。
牧歌的でのんびりとした風景ばかりを想像してしまいがちだが、優しさと強さを秘めた懐の深い国だと思う。

そんなNZから今日届いたニュース。
NZ・ワイポウワの森に聳えるカウリの巨木「タネ・マフタ」が、屋久島の縄文杉と姉妹木関係を締結。
(詳細はNZ政府観光局のオフィシャルサイトへ。
遠く離れた屋久島とワイポウワの森には類似点が多い。そのことに気づいたNZ政府観光局の発案で、ワイポウワの森の先住民マオリが屋久島を訪れたことがきっかけだという。

タネ・マフタも縄文杉も、ともに神が宿る木として、地元の人々に愛され崇められてきた大木だ。
マオリの伝説によると、タネ・マフタは天地を想像し、世界に光をもたらしたのだという。
過去にあった伐採の危機を乗り越えて今、この2本の木が姉妹定型を結ぶに至ったのは、森の神の導きかもしれない。
単なる偶然ではない、そんな気がしてならないのだ。



キナバタンガンに降るスコール
2009 年 4 月 19 日 日曜日


ボルネオ、キナバンタンガンのバトゥプティ村でランチをとっていると、突然の強い雨。
黒い雲がみるみる迫ってきたかと思うと、あっという間にスコールに覆われてしまった。

人の声も船のモーター音もかき消される。
熱帯雨林の緑の香りがより一層強くなって、ミクロの霧に包まれたような気分になる。

この後、小船で別の村に移動する途中、またスコールに出くわした。
全身ずぶ濡れになりながら激しい雨に洗われるのは清々しくて、キナバタンガンを旅した記憶とともに、心に焼きついている。



川の民、オランスンガイ。
2009 年 4 月 9 日 木曜日

ボルネオ、キナバタンガン一帯に住む人たちは、オランスンガイ(川の民)と呼ばれる。
彼らのたくましいこと。
はるか遠くの天狗猿を見つけ、木の枝の合間にいるヘビを見分ける。
木の皮と枝で作ったフィッシュトラップでみごとに川蝦をしとめ、シンプルな釣り道具で魚を釣る。
泥沼のような川辺をビーチサンダル履きで、重たい荷物を背負って歩く。
ひ弱な自分に比べてなんて頼もしいのだろうと、じーっと凝視していたら、はにかんだような笑顔がかえってきて、ちょっと照れくさかった。



ボルネオでチェンジ・マイ・ワールド
2009 年 4 月 4 日 土曜日

ボルネオ島、バトゥプティ村での野営を終え帰国。
頭の中の未知の領域を、たくさん使う旅だった。

木々に紐でハンモックをしばりつける。
漆黒の闇の中、動物たちの声を遠くに聞きながら眠る。
ブッシュを歩き、ヒルやファイヤーアンツと格闘しながら動物に出会う。
満天の星の下、ランタンひとつ持ってマンディー(水浴び)をする。
ワニが怖いから、ボートの上で。
スコールの下、ずぶ濡れになって、小船で川を下る。
熱帯雨林の濃厚な香りが雨に混ざり、全身を打つ。

日常生活ではとてつもなく便利なものが回りにあるから、人が持っているべき感覚や才能は、酷く鈍化している。
そんなことに気づいて、自分の弱さを再認識してみたり、今までこだわっていたモノがなんだかバカバカしく思えたり、興味のなかったものを愛おしく思えたり。
ボルネオの大自然は、心の中の何かを揺さぶるエモーショナルな旅に、私を導いてくれた。


footer_line
Copyright (C) 2007 Kazumi Serizawa. All Rights Reserved.